被災地および全国のCS教師の皆さまへ

テレビで震災報道を見ていたら、「津波や死を目の当たりにした子供が、とても怯えている。でも何と言ってあげたら良いのかわからない」という若いお母さんの訴えが取り上げられていました。

幼児教育の専門家らしい方がそれに答えていらっしゃいましたが、その回答の虚しさにいたたまれない思いがしました。

なぜ人は死ぬのか、死とはどういうものなのか。答を知らない人がどれほど懸命に言葉を積み重ねても、どこにも救いはありません。子供の性格によっては、その虚しさはかえって害になりかねません。

正しい答を知り、その先には光と希望があることを確信させてあげられるのは、クリスチャンの大人、教会学校の教師たちです。被災地においてはおそらくご自分も被災され、困難の中にあって、それでも、時が良くても悪くても、変わりなくしっかり働いておられる先生方や親御さんを、アトリエTrinityは精一杯応援します。

うちのあたりはそれほど被害は大きくありませんでしたが、震災直後は交通網がマヒし、生徒が来られずにCSが成立しませんでした(でも翌週には“復活”)。いま日本中の子供たちは、多かれ少なかれ不安を抱いているでしょう。「子供たち」とひとくくりに言っていますが、実際には一人一人みな違いますから、対応もそれぞれに考えなくてはなりません。未来への希望を伝えながら、言葉の選び方には慎重さが求められるという難しい作業です。自分もあれこれ工夫しつつ、皆様のお働きのためにお祈りしています。
 
「わたしは、いのちです」

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