キャスト
小道具
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乗客役の子供たちを客席のあちこち(通路に出やすい位置)に座らせておく。
舞台そでに汽車待機(客席側入口からあらわれてもOK)。
車掌、ホイッスルを吹く。
運転士&車掌、歌いながら、汽車を走らせて登場(入場)。[3]
♪汽車が来る Oh,yes! 汽車が来る Oh,yes!
みんなおいで みんなおいで 汽車が来る Oh,yes!
〈楽譜1〉
〈原曲:「Train is A-Comin’」American traditional 訳詞:ユミコ〉
運転士&車掌、舞台に汽車を停車させ(床に置き)、汽車から降りてくる。
客席にいた子供(複数でも可)が舞台に上がってくる。
子供 「乗ります!」
車掌 「はい、この汽車にはだれでも乗れます」
運転士「この汽車にはだれでも乗れます」
車掌 「だけど」
運転士「だけど」
運転士&車掌、歌う。
♪キップがいる Oh,yes! キップがいる Oh,yes!
みんなおいで みんなおいで キップがいる Oh,yes!
〈楽譜1〉 〈振り付け〉
車掌が、乗客となる子供にキップを渡す。
子供 (キップを掲げて客席に見せながら)「これがキップですか?」
車掌 「そうです。それは聖書です。聖書を読んでください」
運転士「そして、イエスさまのことを信じてください」
子供、首にキップをかけて乗車する。
運転士&車掌&乗客、歌う。
♪まだ乗れるよ Oh,yes! まだ乗れるよ Oh,yes!
みんなおいで みんなおいで まだ乗れるよ Oh,yes!
〈楽譜1〉 〈振り付け〉
客席からまた子供が出てくる。
子供 「乗ります!」
運転士「乗りたい人は、み〜んな乗れます」
車掌がキップを渡し、子供はそれを首にかけて乗車する。
乗客たち、それぞれに聖書を読み始める(キップの中身を読むフリ)。
少しの間をおいて、一人の子供Aがおずおずと出てくる。
運転士&車掌&乗客たち、皆がその子供に目をとめる。
子供A 「あのう…」
車掌 「汽車に乗りますか?」
子供A 「…乗りたいです… でも… ほんとに乗ってもいいですか?
ぼく(わたし)は、よく友だちをいじめてしまうんです。[4]
そんな悪い子は乗っちゃダメ!って言われませんか…」
乗客たち、汽車から降りてくる。
乗客 「わたしだって、悪いことをしてしまいます」
乗客 「ぼくだって、悪い心を持っています」
乗客 「だから」
運転士[5]&車掌&乗客たち、歌う。
♪だいじょうぶ あなたも乗れます
見上げましょう 主イエスの十字架
あなたを赦してくださるかたのところへゆく汽車です
あなたを愛しておられるかたのところへゆく汽車です
〈楽譜2〉
乗客の一人が子供Aの手を取る。
乗客 「さあ、いっしょに行きましょう」
乗客 「イエスさまが待っていらっしゃいますよ」
子供A 「ありがとう。神さま、みなさん、ごめんなさい」
車掌が子供Aの首にキップをかけてあげる。
他の乗客たちも皆で子供Aを迎え入れ、いっしょに汽車に乗りこむ。
運転士&車掌も乗り込んで…
運転士「出発進行!!」
車掌、ホイッスルを吹く。
全員で歌う。
♪汽車が出る Oh,yes! 汽車が出る Oh,yes!
めざすのは 神の国 永遠の命
〈楽譜3〉 〈振り付け〉
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詳細
[1] 段ボール箱は、大きいものならドラッグストア、小振りなものが欲しい時はコンビニで頼むと、たいがい快くくださるはずです(段ボールの処理にもお金がかかるそうで)。汽車制作は、CSの時間に生徒たちと楽しみながらやってください。この作り方は1例ですので、各CSの状況に合わせ、子供たちの意見や希望を取り入れて、適宜作ってください。「鉄」がいると、○○○系の車体にはブルーのラインがどうのこうのとか言い出しますが、がんばってやってみましょう(笑)
[2] キップは多めに作っておくことをおすすめします。この演出だと、出演者ではない観客の子供たちが、自分も乗りたがったり、実際に乗って来てしまうことがあるので。ストーリーの進行とは別に、どの子にもキップをかけてあげ、汽車に乗せてあげるよう、車掌役の子供に伝えておいてください。終演後もキップは回収せず、そのままプレゼントすると良いと思います。恥ずかしがって出てこられなかったような子供にも、本人が望めば、あとであげてもいいのではないでしょうか。
[3] 1コーラスの間に到着できなければ、繰り返し歌ってください。運転士と車掌の2人だけで歌わせず、教師や客席の子供たちもいっしょに歌い、手拍子などで盛り上げてあげてください。劇が終わってから汽車(今度は乗客ごと)がはけて行くときも、「シュッシュッポッポ」と手拍子してあげると喜ぶでしょう。
[4] 罪の告白をする子供Aの役は、舞台で本当に悔い改めをしたいという生徒がいれば、その子に振るのも良いかもしれません。「この前、○○くんのくつをかくしてしまいました」とか、「いつも弟をたたいてしまいます」とか。ただもちろん、指導は慎重に行なってください。“神に赦され” “人に受け入れられる”ということの疑似体験が、良い結果を生むようにと祈りつつ進めてください。もし本番になって急に言えなくなったとしてもかまわない。そしたら台本通りのセリフを言えばいい。悔い改めとは“大勢の前で懺悔する”ことではないと教えてあげてください。
[5] もし帽子をかぶっていたら、この歌の時は脱帽するよう指導してください。主イエスに(あるいは目上の人などに)対する敬意をあらわす態度だと教えてください。