ユダヤ人は年にいくつものお祭りをしますが、過越の祭りはその中でも一番大きなお祭りです。今から五千数百年前、エジプトで奴隷生活をしていたイスラエルの民が、神さまのお導きによって解放された(出エジプト)ことを、喜び感謝し、祝うものです。二千年前に、イエスさまが弟子たちとなさった“最後の晩餐”は、この過越の食事でした。教会学校でも過越の食事[1]を用意し、最後の晩餐を追体験してみてはいかがでしょう。
写真の一番手前から時計回りに;
●ゆでたまご
●ハロセット[2]
●野菜(ここではレタス)
●きゅうり(本来は苦菜=ホースラディッシュ。高学年の生徒だったらホースラディッシュのすりおろしでもなめられるかも…)
●鶏の唐揚げ(本来は小羊のすねの骨を焼いたもの。高学年なら骨付きのフライドチキンでも。)
●種入れぬパン
真ん中は、本来はぶどう酒ですが、子供の教会学校ですのでもちろんぶどうジュースです。この他にも、塩水(エジプトで流したユダヤ人の涙を表すとも)の入ったカップなどを並べるようです。
参考
[1] ブリッジス・フォー・ピース・ジャパン 〜イスラエル料理 レシピ〜バックナンバー「ペサハ セデル(過ぎ越しの祭り儀式の食事。式次第)」
[2] ブリッジス・フォー・ピース・ジャパン 〜イスラエル料理 レシピ〜バックナンバー「ハロセット(ペサハの食事の一つ)」